anticapの日記

とある氷河期世代の海外就職、国際結婚、政治観

税金と社会保障について

日本の社会保障についてですが、ズバリ先進国では最低ランクでしょう。

一概には言えませんが、基本的に先進国は社会保障、インフラ整備がしっかりしている代わりに税金が高いです。逆に途上国の場合は社会保障がほぼない代わりに税金が安い。そのため貧富の差が生まれ、治安が悪くインフラ整備も悪い事が多いです。

では日本の場合はどうでしょうか?
社会保障は記述した通り先進国最低、インフラ整備は世界最高ランク、税金は・・・・なんと世界的にみてもかなり高い部類に属しています。

税金が高い国といえば北欧、ヨーロッパをイメージするでしょう。数字上ではデンマークが最高で50%弱(日本は30%弱)。
しかし、細かい内訳を見ると、こういった国々はライフラインとなる食料品には消費税をかなり軽減するなど、暮らしに係わる部分はかなり抑えています。これらの国は無理な贅沢をしなければ低所得者層でも暮らしやすいように工夫されているのです。つまりは格差を生みにくい工夫ともいえます。それらの国の出身の方が意外にも質素に暮らしているのは、最近の日本の外国人観光客の層を見ればわかるでしょう。それらの国は日本よりも貨幣の価値が高いにも関わらずあまりお金を落としていかない。寧ろ貧富の差が激しい国の出身の方が、お金を落としてくれています。(日本に来れるのは富裕層のみという国もある)

総合的にみると日本は世界で二番目に税金が高い国としている場合もあります。
https://moneytoday.jp/articles-392

こう見ると現在の日本は社会保障はあまりよくないのに税金ばっかり高い低福祉高負担な国に見えてくると思います。実際そうなのですが、日本のインフラ設備は世界でも指折りです。途上国は土がむき出しなんてのもありますし、先進国のイギリスなんか道路が凸凹な都市もざらです。つまりは日本は利便性は非常に高いといえますが、果たして本当にそれで良いのでしょうか?

正直なところ過剰にインフラ整備をしているように僕は感じます。コンクリートから人へなんてワードが一時期囁かれましたが、対してダメージがあるように思えない箇所を毎年治して?いる事を日本国民なら見たことがあるでしょう。これって本当に必要なんでしょうか?


経済を動かすためには大事な事かもしれませんが、一部の企業だけに金が流れるシステムにみえてしまいます。背景に天下りなんかがあるんじゃないの?なんて勘ぐってしまいます。ハッキリいってこういった事に過剰に予算をとられた結果の低福祉高負担なら僕は納得いきません。

また、日本の収支バランスをみて社会保障の割には人件費が係りすぎているように感じます。本当に必要な人件費なんでしょうか?(これについてはまたブログで書こうと思います。)

結論として僕は、現在の日本の税金は庶民のために的確に使われているとは思えません。公務員や議員の人件費は本当に適正なのか、インフラ整備は過剰じゃないのか。本当にこのままの状態で日本国民は良いのでしょうか・・取り返しがつかなくなる前に何とかしないと一番被害を被るのは庶民なのですから。今甘い密をすすっている連中は築いた財を海外に移して脱出すれば良いだけですからね。富裕層ならば多くの国で喜んで出迎えてくれますから。

日本の労働環境について

海外で仕事をした事がある方ならわかると思いますが、残念ながら日本の労働環境は良いとは言えません。先進国では最低クラス。途上国と比べてみても
良いとは言えません。それは何故でしょう?

労働環境について過去に裁判を起こした事があるのですが、資料を集めるうちに気付いた事がいくつかあります。

労働基準監督署は全く頼れない。

・日本はILO条例に意図的に肯定な立場をとっていない。(裁判をやるにあたり国際的な立場で追い詰めてみようとILOに直接連絡しました)

・日本は労働者の権利は強い。しかし裁判に勝った場合でもメリットが少ない。

労働基準監督署ですが、全く役にたちません。現状は税金の無駄でしょう。これは労働基準監督署に勤める方が悪いのではなく、法的な権利があまりないためです。なので企業が悪いのがわかっていてもよっぽどでない限り何もしません。せいぜい企業に注意をいれるくらいです。

ILOに関してはですが、これは意図的に批准していないように感じました。批准している項目は半分
もありません。

労働者の権利ですが、実は日本は強いです。朗かに非のあるブラック相手に裁判をやればまず勝てるでしょう。しかし、労働者にあまりメリットがあるように思えません。何故なら罰則が緩く貰える慰謝料なども少ないからです。残業代の払い戻しと良くて100~200万くらいの慰謝料がやまでしょう。これでは裁判覚悟でサービス残業させた方が企業にはメリットがあるでしょう。人権意識の高い国のように厳しい罰則があれば国内の企業もメリットがなくなるためまともな労働環境を作るでしょう。

この裁判をやっていて日本政府が現状の労働環境を放置しているのは意図的と感じました。

調べていくと日本政府(特に自民党)は経団連に気を使っているのであろうと思います。残念ながら現状の日本は経団連の影響力が非常に強いのでしょう。

これから僕のブログにはこの経団連というワードは何度もでてくると思います。国民にとってメリットもありデメリットあると思いますので諸悪の根源とは言いませんが、この経団連と政府の関係性は庶民にとっての生活に係わる最も重要なポイントのひとつであると思います

現状

日本に戻ってきて数年がたちました。
はやいなあと思いつつ、ブログ開設をキッカケとして過去に振り替えってみます。

いま思えば志をもって理系の大学に行ったのですが、いつのまにか要領よく社会に係わる気軽さを知り、なんとなく卒業、なんとなく就職していました。

当時の日本は氷河期まっしぐらで、僕が大学卒業した時なんかは特に酷い状況だったので、あまり良い条件ではありませんでしたが、何のコネもない僕に仕事が見つかったのはラッキーだったのかもしれません。しかし必死に回りに合わせる人生に違和感を感じ、それまでに貯めた貯蓄を崩して海外へでました。

その後は放浪の旅の末、海外で就職、結婚など色々ありました。海外生活についてはまたの機会に書きたいと思います。

親の介護などもあり海外に資産を残し、日本に戻ってきてまた国内で就職して今に至ります。僕の年代の国内の就職事情は酷く、所謂ブラック企業なんかにひっかかりつつも 優良な企業に勤める事ができているのはこれまたラッキーだと思っています。

しかし、現状の日本をみてこの国が進んでいる方向は本格的に危ない方向に舵をきっていると感じています。これは多くの人が気付いているのかもしれませんが、なんとなく回り合わせて何も言わずに流れているだけな状態だと僕は思っています。

始めは海外に資産も人脈もあるし、日本の未来なんて知ったこっちゃねーや、なんて考えていましたが、日本国民を喰い物にしてせせら笑っている層が頭に浮かび、せめてブログぐらいでは言いたいことは言わせてもらおうと思っています。

この場は僕の単なる自己満足の主張の場でしかありませんが、日本が国民にとって本当に良い方向に進んでくれる事を願っております