anticapの日記

とある氷河期世代の海外就職、国際結婚、政治観

日本の25年間を振り替えって

最近色々な方とお酒の席などで年収などの愚痴話がでるのですが、プライベートで飲む外資勤めの外国の方と仕事で飲む日本の企業の顧客の待遇の差に驚くばかりです。

 

外資といっても大手金融関連でなく中小規模のseなどですが、日本企業と比べると明らかな差があります。休みを含め時給換算などしようものなら倍以上開くでしょう…ちなみにそのSEの友達は専門は別で趣味でコンピューターをいじっていたら採用されたレベルです。

 

あれ?日本って25年くらい前までアメリカを買ったれみたいな感じで、ライバルはアメリカじゃなかったっけ?と思いました。しかし今は回り見てるとライバルは韓国になっている気がします。中国はすでに日本よりもアメリカをライバル視しているようです。数年前くらいにGDPで日本を抜いたみたいなニュースがあった記憶がありますが、今は倍に近い開きがあります。

 

ん?確かに中国、韓国は伸びたけどそれ以上に日本が全く成長していないからじゃないか?と僕は感じます。

現在ネットなどでも韓国を敵視していますが、かつての日本なら何を騒がれても眼中にも入らなかったはずです。それが今や韓国よりはマシだと目くそ鼻くそレベルです…

 

民進よりマシと自民にいれるように○○よりマシというのを心の支えにするのは国民性なんでしょうか…かつて先進国だったアルゼンチンがペルーよりマシとかいってるのみたら、なんか悲しくなるでしょ。そんな気持ちです。そのうちミャンマーあたりをライバル視してあそこよりマシと慰めあいそうな勢いです。

 

さて話を給与に戻しますと、商社にいる方ならわかるかもしれませんが欧州の先進国は、基本最低賃金が定期にあがっています。為替の面もありますがこの最低賃金が日本は先進国としての経済活動を維持するには低すぎるように感じます。下手をすると大卒の初任給は先進国は勿論のこと、他にも日本よりいい国がごろごろでるようになりました。

 

正直正社員でバリバリやってる日本の大卒若手社員とオーストラリアでのんびりフルーツピッキングのバイトやってる給与がかわらないかそれ以下なんて、もうそれ先進国じゃないじゃないですか。国内の優秀な人材がどんどん外資にいくのも頷けます。こないだも話しましたが、移民も2流でさらに国内の人材も2流なら日本の行く末はきまったようなもんですよ。

 

正直今の市場を見ていて今の30代が60代になる頃の日本の国内市場はかなり厳しい事になるビジョンしか見えません。このまま給与が増えないのであれば相続などで持つものと持たざるものが今以上にわかれるでしょうから企業もそのように舵をとるでしょうが、全体として内需の壊滅的な減少は避けられないと思います。そのため輸出企業を考えたうえでの最低賃金なんでしょうが、逆に自分の首をしめてしまっているきがします。

 

僕としては早急に最低賃金をあげる事ときちっとした労働環境を整えること、それと外資日系企業で働いていて気づいたのですが日系企業はわけわからない役職が多すぎること、その辺のレイヤーをシンプルにして無駄を無くす事。それと合わせて解雇に関してももう少し流動性をもたせてもよいと思います。

 

あとは公務員、議員等の待遇を他の先進国と比べ改め、無理な背伸びはせず収支をまともな数字にする事。キチンと日本の庶民の生活などを理解し税の取り方をもう一度見直す事、社会保障の見直しなど国を若返らせるために色々なアイデアをだして欲しいところですが、現状の与党と権力のしがらみを見ていると無産階級よりの新しい風でも吹かない限り実現は難しい気がします。

 

とにかく日本は国としても老化が進み過ぎていて、システム、思想的にも一歩出遅れてしまっているように感じます。