anticapの日記

とある氷河期世代の海外就職、国際結婚、政治観

不思議の国のハポン

東京都知事選を振り替えって、やはり自民が人気と信頼があったわけではなく消去方で選ばれてただけだと改めて感じた、どうも僕です。

 

自民惨敗ついでにひっそりと民進も敗退していたのですが、改めてその組織力に驚異を認識したのが公明党。世界的にメジャーではない新興宗教がここまで政界に議席を持つ国は世界広しとしても珍しいことじゃないでしょうか?公明党はもはや第三政党だよ?

 

あと国内でイメージの悪い共産が近年じわじわ議席を増やしていること。ここは解りやすいくらいブレない思想だから、それだけ格差が広がったってことかな。

 

しかし、戦後の日本の歴史を振り替えってみた時、一瞬を除いて日本は1955年以降所謂二大政党に本当の意味でなったことがない国で、これは僕が行ったことのある国では中国くらいしかない。普通の国は政権が代わり国民の意見の調和を取り合ってる。最近のアメリカのトランプ、ヒラリーがよい例だろう。任期があるのも、その理由で一部の層に権力が集中しないため。

 

日本ではこの1955年は重要なようで55年体制と呼ばれてるが、時代背景を見ると冷戦時代でアメリカ資本主義絶賛キャンペーン中な訳で、国内財界と組み無産階級である労働者が赤化しないよう有産階級が上手くコントロールしたわけで、以降日本は今までその流れ。

自民党ができた歴史をみればこの辺は明らかだろう。そもそも出所の怪しい資金源で革命成功させたグループで基本総理大臣まわしてる事もおかしいのかも知れないが。

 

だがそのおかげて資本家主義ブームに乗れ、近隣の国が右左に別れて争ってるなかその特需に乗れて高度経済成長から今の日本があるわけだけど、今の色々な国内の問題はその分のツケが回ってるのだろう。

 

現在は冷戦は終わり、アメリカ資本主義絶賛キャンペーンは終了。ソビエトの代わりに中国がその立場にあるが資本主義を十分に取り入れた共産主義という名の国家資本主義。社会主義をある程度とりいれた欧州を除いて(含むかな)世界はますます資本家とその他に別れていく。

 

つまり日本は無産階級が赤化するのをかつての冷戦時代のように恐れなくていい。なのでかつて強かった労働組合などは社会党の衰退と共に弱体し、その分資本家は優遇されている。税をみればよくわかるが、累進課税などの割合は90年代くらいから大分かわっただろう。昔は最大9割近く取られてたとホンダかなんかの社長が嘆いていた記憶がある。この税に関してはアメリカ追従してる感じだ。近年の有産階級の優遇ぷりをみれば明らかだろう。

 

と、ここまでを振り替えると労働者がいれるべき政党はどこなんだろうと感じる。民進党だってかつては自民党の流れを組む団体だし、信頼ある政党はどこもない。リスクはあるがぶれない共産いれるか消去方で自民いれるか、まともそうな新政党あればそこにいれるか。これくらいである(入信するという選択肢もあるか…)

 

今回の都知事選の結果をみて自民党の信頼はなく、マシなだけでいれてるだけで、まともそうな政党があればそこにいき、それ以外は自民か共産か(入信)という感じだろう。

 

意見をコロコロ変え世渡り上手の金魚の糞的な政党はこれ以上いらないので、筋のとおったまともな労働者寄りのぶれない政党が欲しいものである。

(自民党は本音と建前はあるが基本ぶれず有生産層寄り)

 

現状新興宗教が国の行く末を左右しちゃいそうな不思議な国であるが、まともな二大政党ができる事を切に願う。一党独裁でやりたい放題されてしまったが、少なくとも先進国をうたいたいなら先進国として正常な給与を労働者に支払うようにし、公務員、議員などは他の先進国の公務員給与にあわせていくべきである。