anticapの日記

とある氷河期世代の海外就職、国際結婚、政治観

シークレット移民大国日本

ここ数年、アジア系の外国人とすれ違う確率が明らかに増えたと感じる。

 

僕はチェーン店やコンビニなどは好まないため基本利用を避けているのだが、付き合いや公共料金の支払いなどでそれらの店に伺うと必ずといっていいほどアジア系の外国の方が対応してくれる。

 

昔は名札を見ないと外国の方とはわからないレベルの日本語を話していたのだが、最近はかなりカタコトレベルの日本語が増えたきがする。僕が外国にいる際はきっと現地の人にもカタコトの言葉だと思われていたのだろうから人のことはいえないし、それを知ってか回りの多くの現地人は僕の生活を助けてくれていたので僕もそんな外国人の労働者に優しく接するようにしている。

 

しかし国として考えた時僕が以前ブログで書いていた移民に対する予想が的中したのではと感じている。つまり、以前は日本語の能力や経済活動をするスキルなどをある程度厳選していたが、近年は数を確保したいためその基準を下げたと。

 

以前ブログに書いたように、経済活動に有利な条件を揃えている移民は基本アメリカを目指す。社会保障のしっかりしているヨーロッパもまたそれに続くだろう。

しかし言語的にマイナーで給与や待遇面で条件の悪い今の日本は技能を持った移民を獲得するのは難しい。バックパックをしょった欧米人はよく見かけるようになっているが、スーツ姿の欧米人を見かけることは少なくなった。それも日本の今の現状を現しているのだろう。

 

結果として現状があるのだろう。差別的発言になってしまうがスポーツに例えるなら一軍の選手は日本チームにきてくれる確率は少ない。2軍~3軍の外国人選手と現地人で強力な助っ人外国人のいるチームと戦うことになる。

 

これは自民党経団連の影響だと思われるが、表だって移民を入れると票に影響するので経団連の利権を確保しつつマスコミなどをコントロールして騒ぎにならないよう移民を年々増やしているのだろう。いまさら少子化対策をしても即時性はないし、経団連を潤す労働力も確保できないためこの移民を増やす方針は正解といえる。しかし、それは現状のみを考えた場合のみである。

 

以前南米から日系人が労働者として入ってきたがリーマンショックでその多くが職を失い問題になった。僕はそれを間近でみていたためまた今後同じ惨状が繰り返されるのではと考えている。それもオリンピックを終えたあたりから…

 

失業してしまった外国人たちを日本政府は一体どうするつもりなのだろう。スキルを得たものは海外で働けるだろうが単純作業だけでは行き先がない。かといって物価の差が昔のようにないため資本家として凱旋帰国できるわけでもない。

 

しかし、この現状を僕は何気に楽しいなと思う。なぜって?それは映画の頑張れベアーズみたいだから。落ちこぼれが1軍を倒すのって痛快じゃない?

 

近年入ってきている移民は現状を打破したいためにきた移民であり、まだ教育が必要なのだ。日本語に関してもそう感じるし、今後悪いことをせず日本で経済活動をするうえでも色々な教育が必要だろう。

 

現状のまだ豊かさの残る日本を利用したいという考えから、ここの国民に世話になったし困ってそうだからちょっと本気出しちゃおうかなって思われれば幸い。そのためには日本国民も壁を作らず、様々な面で変化に対応していかなければならないだろう。

 

日本人にとって単に賃金を下げ職を奪う障害と捉えるか、共に既得権益を貪る層と戦ったり新たな生活スタイルを確立する仲間として捉えるかは国民次第かなと僕は思っている。