Un derecho de nacimiento
日本の政治腐敗がより明るみになってきていますが、誰がなっても根っこを変えない限り変わることは無いだろうなぁと思う、どうも僕です。
官僚同士の醜い争いにはもううんざりです。博打でもいいから一度官僚や企業の繋がりの薄い人物、政権に手綱を握って貰いたいとこですね。共産とは別に新たな労働党などもできると面白そうです。
日本は実質自民党の一党独裁のような状況になってしまっているので、一般的な国とは違うかも知れませんが、権力を持つ層が上手くマスコミなどをコントロールしたりするのは途上国ではよくみられる傾向です。アメリカでもヒラリーのやり方は露骨だったので墓穴を掘りましたもんね。
メキシコでも、同じような問題があり、ペニャニエトに対してデモ運動が起きたのですが、その時デモ側の運動のためにとある有名ミュージシャンが曲を書いて、そして仲間のミュージシャンと歌って運動を後押ししたのですが、今日はそのミュージシャンの話。
音楽の話をするのは久しぶりですが、そのミュージシャンの曲、歌が素晴らし過ぎて何年かぶりに音楽の持つエネルギーに気づかされた自分です。
そのミュージシャンの名はNatalia Laforcade
メキシコ出身のシンガーソングライターです。両親も音楽家のサラブレッド。 ルックスがうちの長女に似ていたのが興味をもつという邪道なきっかけでしたが、今では家族ではまってます。
もしかしたら日本で一番彼女の楽曲を再生した日本人は僕なのでは?と思うくらいよく聞いていています。
四の五のいう前に曲を貼りますので興味があれば聞いてみてください。
2012年に彼女がデモ運動のために書いた曲。
Un derecho de nacimiento (ソロ)
デモver
このソロのバージョンがヤバいです。
4つのコードのシンプルな曲ですが、ギターにしっかりのった彼女の歌は子守唄のようにしっかり心に響きます。
アンプラグドな音源が素晴らしく、作曲能力は言うまでもなくカバーの選曲、アレンジも素晴らしい。
Aventulera
そんな彼女ですが、初期はかなりオルタナ色が強く1枚目、2枚目のアルバムはイギリス、アメリカの当時あちらで流行っていたアーティストの影響が強くハウスやドラムンベース等、クラミュージックを取り入れたりいますが、正直本家に敵わず全く良くありません。可愛らしい見た目のせいかアイドル的なポジションだったのかも知れません。バンド形式でベースの人が上手いなくらいしか記憶に残りませんでした。
3枚目のアルバムはかなり攻めていて実験的な楽曲になっていますが、ネオアコっぽい曲など今までの彼女にない方向性で個人的には名盤ですが、世間の評価は別れたようです。僕はここからの彼女の音楽が好きです。
インストアルバムを出した後アグスチンララのカバーアルバムをだしますが、アレンジが素晴らしく聞き応えのあるアルバムです。
そして4枚目のフルアルバムは完成度とオリジナリティが素晴らしく、世間的にもアーティストとして高く受け入れられラテングラミーも受賞しました。日本人としても聴きやすい仕上がりです。
そして今年ニューアルバムを出したのですが、これまた素晴らしい作品。
年を重ねるごとに楽曲が素晴らしくなっていく希少なアーティストで、ここまで惹かれるアーティストは最近なかなか出会えません。
と、べた褒めでしたが、少しでも興味を持ってくれれば幸いです。