anticapの日記

とある氷河期世代の海外就職、国際結婚、政治観

Un derecho de nacimiento

日本の政治腐敗がより明るみになってきていますが、誰がなっても根っこを変えない限り変わることは無いだろうなぁと思う、どうも僕です。

 

官僚同士の醜い争いにはもううんざりです。博打でもいいから一度官僚や企業の繋がりの薄い人物、政権に手綱を握って貰いたいとこですね。共産とは別に新たな労働党などもできると面白そうです。

 

日本は実質自民党一党独裁のような状況になってしまっているので、一般的な国とは違うかも知れませんが、権力を持つ層が上手くマスコミなどをコントロールしたりするのは途上国ではよくみられる傾向です。アメリカでもヒラリーのやり方は露骨だったので墓穴を掘りましたもんね。

 

メキシコでも、同じような問題があり、ペニャニエトに対してデモ運動が起きたのですが、その時デモ側の運動のためにとある有名ミュージシャンが曲を書いて、そして仲間のミュージシャンと歌って運動を後押ししたのですが、今日はそのミュージシャンの話。

 

音楽の話をするのは久しぶりですが、そのミュージシャンの曲、歌が素晴らし過ぎて何年かぶりに音楽の持つエネルギーに気づかされた自分です。

 

そのミュージシャンの名はNatalia  Laforcade

メキシコ出身のシンガーソングライターです。両親も音楽家のサラブレッド。 ルックスがうちの長女に似ていたのが興味をもつという邪道なきっかけでしたが、今では家族ではまってます。

 

もしかしたら日本で一番彼女の楽曲を再生した日本人は僕なのでは?と思うくらいよく聞いていています。

 

四の五のいう前に曲を貼りますので興味があれば聞いてみてください。

 

2012年に彼女がデモ運動のために書いた曲。

 

 Un derecho  de  nacimiento (ソロ)

 https://youtu.be/1B2IyN4f_SE

 

デモver

 https://youtu.be/JCWGOUlqq4k

 

このソロのバージョンがヤバいです。

4つのコードのシンプルな曲ですが、ギターにしっかりのった彼女の歌は子守唄のようにしっかり心に響きます。

 

アンプラグドな音源が素晴らしく、作曲能力は言うまでもなくカバーの選曲、アレンジも素晴らしい。

 

Aventulera  

 https://youtu.be/Bq9xk1nx2q8

 

そんな彼女ですが、初期はかなりオルタナ色が強く1枚目、2枚目のアルバムはイギリス、アメリカの当時あちらで流行っていたアーティストの影響が強くハウスやドラムンベース等、クラミュージックを取り入れたりいますが、正直本家に敵わず全く良くありません。可愛らしい見た目のせいかアイドル的なポジションだったのかも知れません。バンド形式でベースの人が上手いなくらいしか記憶に残りませんでした。

 

https://youtu.be/Yo0MYpoJXVQ

 

3枚目のアルバムはかなり攻めていて実験的な楽曲になっていますが、ネオアコっぽい曲など今までの彼女にない方向性で個人的には名盤ですが、世間の評価は別れたようです。僕はここからの彼女の音楽が好きです。

 

 https://youtu.be/iZ6zuSO2vmk

 

https://youtu.be/bfKs3xwj6dI

 

インストアルバムを出した後アグスチンララのカバーアルバムをだしますが、アレンジが素晴らしく聞き応えのあるアルバムです。

 

https://youtu.be/hS7S0HfnMFE

 

そして4枚目のフルアルバムは完成度とオリジナリティが素晴らしく、世間的にもアーティストとして高く受け入れられラテングラミーも受賞しました。日本人としても聴きやすい仕上がりです。

 

https://youtu.be/IKmPci5VXz0

 

https://youtu.be/RS6CRP_OoQA

 

そして今年ニューアルバムを出したのですが、これまた素晴らしい作品。

 

https://youtu.be/ABLT6hdgEek

 

年を重ねるごとに楽曲が素晴らしくなっていく希少なアーティストで、ここまで惹かれるアーティストは最近なかなか出会えません。

 

と、べた褒めでしたが、少しでも興味を持ってくれれば幸いです。

 

 

義務と権利 ~不思議な日本の男女問題~

6月に入り子育てと20代の新卒社員の扱いにに右往左往している毎日です。

 

色々話をしていると今の若い世代は若いなりに色々考えていると感心しています。

僕の時代は残念ながら最も大卒の就職率が厳しかった200X年。そんな状況から目的を忘れて少しでもまともな会社の正社員になることが目標になり、就職したら考える余裕もなく上の世代の無茶な要求にも我慢をしてしがみついたものです。

 

しかし今は売り手市場、社会は手のひらを返し、何とかしてまともな大学の新卒をとろうとしています。そんな状況の中若い世代は自分の置かれた状況を理解しながらキチンと将来を考えている気がします。

 

僕の回りの若い世代は仕事よりもプライベートを大事にしている傾向があります。つまり会社に尽くしても見返りは薄いからそれよりプライベートを充実させようという裏返しであると感じます。自分のスキルアップだったり恋愛だったり交流関係を広げたり…アレッ?これって他国でみてた普通の光景だよな。一つ違うのは日本の若い世代は会社はおろか、日本社会にも期待しておらず、非常に不安を感じている子が多いこと。

 

とにかく氷河期世代は社会背景に立ち向かえずまともな体制を作ることができなかった人が多いと思います。僕はそんな社会に早めに見切りをつけて海外で働いていましたし、そちらで将来の地盤作りをしていたのでそこまでは苦しんでいませんが、家業やコネのない同級生が苦しんでいたのは間近で見ています。

 

嫉妬ではなく、若い世代には本末転倒にならずまともな社会を構築して欲しいと感じています。僕の世代は上の世代のための使い捨てだったけど、金銭という権利を渡さず義務だけを押しつけていた状況が異常なだけであって、今度はそんな上の世代を踏み台にできるような新たな風をいれてくれる事に期待しています。その頃は僕はもう日本いないだろうけど…

 

さて非常に長い前置きでしたが、本題の男女問題。

 

僕は所謂国際結婚なのですが、よく嫁から日本のママ達の考え方がよくわからないという相談をうけていました。それは日本女性として生きたことがない僕にもわかりませんが、話を聞いていて世界的にみて今の日本の男女による司法の捉え方、権利に対する捉え方が特殊なんだろうと感じました。

 

幼稚園関連のママ会等の回数が多く嫁は日本の母親は基本仕事をしていないのか?と戸惑いを感じています。ママ達のラインをみていても人によってはソシャゲのスコアが毎日のように更新されていくし、いったい普段は何をしているのだろうと。

 

これはよく言えば日本がまだ余裕があり豊かだと言う証明なのかも知れませんし、悪く言えば先進国として母親が働く環境ができていないともいえるでしょう。

 

個人的な意見として今まで海外と日本の女性をみていて違うと思う点は自立心と危機感な気がします。これは置かれている背景が違うので何ともいえませんが、自分の母親やその回りの女性を見て育ったからでしょう。

 

日本の今の母親世代の母親は専業主婦が多かったでしょうし、女性が働くのが当たり前だった国は母親が自立心を持って働く姿をみて育っているでしょう。家族の財布が個別のため男が適当にしか働かず、また働いても自分のために金を使うため、若くしてシングルマザーなんてのも海外ではよくみる光景ですし、一部の先進国のように社会に甘える事が出来ない国の女性が自立心と危機感が育つのは当たり前な気がします。その分気が強いですが…

 

そういう背景を踏まえた上で僕は日本政府の男女の権利に関する問題対策は極端なものであると感じています。

 

権利を得るということは基本的に義務もついて回るものだと思いますが、男女問題抜きに権利を得たい人達は当然リスクある義務を隠し権利のみを得ようします。政府がその意見を優先して聞き入れれば権利の部分だけを得ることができ、本来の平等意識の根幹の崩れた一方的なものとなります。

 

現在の過剰なアファーマティブアクションをみていると、ただ集団をつくり意見をいったものが厄介なのでその意見のみを取り入れ付随する義務を負わせないため、本来の目的である公平さを忘れてしまい、そのバランスの悪さがそれによってリスクを被る国民のモチベーションを下げ、全体としては衰退していく一つの要因を作っているように思えます。

 

司法もまたそんな状況についていけず古いままなのも問題でしょう。

 

司法や権利に絡んだ金に関する最近の官僚、政府に関するスキャンダルなんかは、日本もこんなレベルにまで堕ちたんだな、と常に感じてしまうばかりです。

 

とにかく形だけの男女平等ではなく、本来の権利と義務を考えた上での平等を確立して欲しいものですね。お互いがお互いの能力と立場を理解した上で尊敬しあえば少子化など全体としての問題の解決にも繋がる一因となるかもしれません。

 

 

久々の更新 共謀罪について

随分久しぶりの更新。
出産・子育てと不動産売買、仕事が重なって公私共にかなり忙しい生活でした。

が、その分に色々な出会いがあったきがします。

随分更新していない間に国内でも色々な事があったようですが、やはり庶民が好転する出来事はないのが現状ですね。相も変わらず現状の路線を切り崩せず着実に症状を悪化させているように感じます。

森友問題なんかは与野党抜きに日本の構図で、たまたま目立った案件だったので大きくとりだたされるようになったと思っているのですが、最近の日本政府の動きはますます横暴になってきていると思います。

気になっているのは共謀罪で、これはなぜ今さらと感じています。僕は決して反対ではないのですが、体勢を守る内向きの力に使われるのではないかと危惧してもいます。

既得権益を守るために行ってきた政策のツケがいよいよをもって回ってきている日本ですが、そのツケの一部である30~40代の未婚率とパラサイトシングル化が問題視されるようになりました。

僕は実はこの問題も共謀罪を推進したい理由の一部である気がしています。

日本は世界でも類をみないレベルで少子高齢化が進んでいます。この問題を抱える多くの先進国は移民という形でそれに伴う経済的弊害を解決しようとしてきました。が、それはメリットだけでなく民族扮装や治安の悪化など大きなデメリットもありました。それが移民問題です。

以前にも書きましたが、既に日本政府は移民をいれる方針で動いていると感じています。しかしながら日本語というマイナー言語と日本の労働環境と待遇は雇用を生み出す可能性のある高度な人材にとっては魅力的ではないと判断されてしまっているのが現状です。

つまりは現状の経済状態を維持するためにのみ、今の待遇でも来てくれる移民をいれるわけです。もし、現状の経済状態を維持できなくなってしまったらどうするのでしょう。

つけ加えて日本には小泉竹中政権によって生まれた氷河期世代という負の遺産があります。彼らの親世代が無くなったとき多くの社会保障が発生していく可能性があります。

少子高齢化氷河期世代による納税世代の減少と社会保障の増大、移民と日本政府はどう対応していくのでしょう。

僕はこの問題で発生しうる治安の悪化に伴い、その矛先が政府に向かないようするために共謀罪を適用を考えているのが
推進している理由の一つだと考えているのです。

つまりは氷河期世代等が憲法に乗っ取りついに社会保障をうけなくてはいけなくなったとき、国は体勢維持のため彼らに社会保障を受ける事を現状のようには許す事はできないでしょう。そのため治安の悪化はさけられず、さらには不満をもった移民たちも声をあげはじめるでしょう。そのときに弱者同士が組織的に動くことを避けるため共謀罪を適用する必要があるのではないかと僕は考えています。

これは僕の見解ですが、共謀罪はよい部分と悪い部分があります。結局は国を信頼できるかできないかということでしょうか‥

人種差別と日本の社会

6月中旬にはいり気温も温かくなってきました。いまだに忙しい日々を過ごしています

世間は相変わらず桝添都知事の話題ばかりですが、僕には彼が生け贄として選ばれたんだろうなとしか見ていません。某ハーフタレントなんかもスケープゴートでしょう。ここ数年で自民&経団連のタッグにマスメディアがより密接にくっつきはじめた気がします。中国みたいになってくんでしょうかね。一部の富裕層のために国がある的な。


さて、今日はハーフタレントという言葉も出ましたし、実体験に基づく人種の壁について話をしたいと思います。

現在日本は外国人人口が年々増えています。メディアにはハーフタレントが溢れてますし、彼らを見ない日のが珍しいです。僕が小さな頃はハーフタレントをテレビで見かけるのは珍しかったですし、チラシ等のモデルもハーフではなく欧米系のモデルだった記憶がありますしここ20年で急激に増えたのかな?と考えてしまいます。

かくいう僕の子供達もハーフにあたります。一緒に暮らしているとそんな感覚はないのですが、やはり外にでれば良くも悪くも目立つようでトラブルが起こったりするとうちの子はそういえばハーフだったなぁと思ってしまいます。こんなことはあまり書きたくありませんが、うちの子は肌の色も白く、眼や髪の色も若干ちがうため目立ちやすいのでしょうか他の子供達に外国人とからかわれてトラブルになることがありました。

子供はまだ非常にニュートラルな状態なので、あまり大人の固定概念は通じません、どの人種のハーフとかはありませんし単に見た目がちがければ目立つので好奇心もあってそういう行動になるのでしょう。現に同じクラスにハーフの子はいますが、見た目があまり変わらないためそういったトラブルはないようでした。しかしながら大人になるに連れて人種というくくりが発生してくる気がします。

近年日本では様々な人種のハーフタレントが溢れていますが、モデルなどの見た目で勝負している職業の方達はある人種の傾向が強い気がします。それは欧州系のハーフまたは遠くともその血がはいってるタレント。フィリピンや南米系のハーフでもスペイン系の親ですし、フィリピンなどはプロフィールなどでわざわざスペイン系フィリピン人と明記しているほどです。侵略者であったスペインの血を書くと言うことは同じフィリピン人でもイメージが有意に変わるんでしょうかね。

この流れをみていると僕はアジアを回っていたときに受けた印象を思い出しました。例えばフィリピンですが、テレビをつければ女優などはスペイン系の方々が多く、モデルなどは南米系と間違えそうな方も多かったです。また、韓国や中国の他タイなんかも女性は白人系の顔つきに憧れる人が多くアジア人はなにかしらコンプレックスがあるんだろうなぁと考えてしまいます。

南米などは逆に欧州系が多いのでやはり欧州系のタレントが多いものの黒人系のモデルがいたり、そこまで人種を意識した感じはありませんでした。逆に日系人の少ない国では東アジア人は珍しいらしく、日本人の観光客がトントン拍子でCMに採用されてました。実は僕も何度かTVにでたことがあります。

中東、アフリカ、中央アジアに関しては滞在したことが無いためよく知りませんが、サウジアラビアに知人達は欧州人への憧れはないようでした。宗教のせいもありますかね…

とここまで書きましたように、多くの国では欧州系の人種がイメージ的にも容姿的にも有意にたてることが多いと思います。少なくとも犯罪者的な疑いをうけづらいと思います。日本でも一時期、白人男性の人気が凄かったですしね。

とここまで人種について話してきましたが、これは欧州国が列強と言われた歴史の影響の他、メディアを使った効果でもあると思います。最近は控えられましたがハリウッド映画は白人系ばかりでしたし、シャネルなどのブランドのCMも同様でした。
このイメージ戦略のお陰で、彼らは付加価値をつけ、日本企業では考えられない利率をとる事ができています。ブランド以外でも、よくイタリアのハンドメイドの商品がありますが、高い理由は作り手の取り分が高いためです。個人で作られてるかたなども物価を考慮しても彼らはしっかり自分の取り分を確保しています。

この利潤こそが欧州のビジネスの強さかなと僕は考えています。薄利多売の人海戦術は途上国に任せ、イメージ戦略とオリジナリティー生かした利潤の高い戦略をとっているため長い休暇や高い賃金が維持できているのかもしれませんね。

日本もプライドをもってオリジナリティーを活かした商品をどんどん開発して欲しいですね。昔椿かなんかのCMで''日本の女性は美しい''とキャッチコピーにしいるのに欧州系のハーフモデルばかり採用していたのは失笑しましたが、文化的には日本は特殊ですから本当の意味でそれを生かして世界に羽ばたいて欲しいものです。

日本経済の失速~サミットを振り替えって~

久々の更新となりました。仕事とプライベートともに忙しくなかなか時間がとれませんでした‥

プライベートなので細かくは書きませんが、忙しい原因のひとつはうちが国際結婚で手続きがめんどくさいからでしょうか。

うちはアジア系ではないもののまだメジャーな言語なのでそこまで大変ではありませんが、マイナーな言語の外国人はいったいどうしてるんだろ?と疑問に思います。アジア系なら対応言語おおいんですけどね‥

お金を払って代理を頼んでるんでしょうかね。これから移民増えるし多言語に対応できる行政書士とかよさそうだなとか考えていました。

さて日本ではサミットが開催されましたが、日本が唯一のアジア国だからなのか人種が違うからなのかサミットでの海外メディアの安倍総理の評価は低いですね。

f:id:anticap:20160601144318j:plain

確かにG7内でも日本の状況はダントツに厳しいのと円ではなくドルベースで見られればアベノミクスはかなり厳しい評価になるでしょうから。

f:id:anticap:20160601144304j:plain

さて、そんな日本ですが未だに対外純資産はダントツ世界一です。そのため日本はお金持ち国に見えるでしょう。そりゃ円が強い訳です。因み第二位は中国で確か3位がドイツかスイスだったはずです。

こんなお金持ちなのになぜ最近増税と騒いでいるのでしょう?国の借金だって国内のだけだし…なんて考えてしまいます。

それは純資産という言葉に隠されていると思います。上記のランキングには何故か圧倒的なGDP世界一を誇るアメリカの名前がありませんが、実はアメリカは世界有数の債務国です。(日本の対外資産の多くはドル、そのため日本はアメリカと一蓮托生)海外資産としては確かイギリスの次くらいで日本の7~8倍だったはずですが、債務の金額が多くマイナスとなっています。つまりは日本は外国からの債務が極端に少ないと言えるということです。

これはいいことのように思えるかも知れませんが、逆に言えば日本は外国からのお金を確保できていないといえ、内需に頼りきっているともいえます。つまり現在日本が上記のG7のなかでダントツに状況が悪いのはこの内需がうまくまわってないからといえるでしょう。

これはアベノミクスの失敗というより日本が必要なことはまず構造改革をしないといけないということでしょう。話題のタックスヘイブンや支出など含めた改革なくしてアベノミクスなどただのハッタリといえるでしょう。

このままではジリジリと国の貧困化が進むのみと僕は考えています。破綻は国考え次第でしょうが、しっかりと志を持った若い世代が力を持たない限り一部が勝ち逃げようとするこの流れは変えられないと僕は思います。

日本の税率とタックスヘイブン

先ほど国会で安倍総理相続税の脱税行為疑惑が追求されていたようですが、見渡せばどこも世襲議員ばかりでどの党も厳しく言及できずにいる様が今の日本の闇の深さをかたってました。国税庁が答弁拒否って‥

僕が予想している以上にこの国の政治は末期状態な状態なのかも知れません。今の日本の政治において今まで僕が感じていた事は一部の層が海外に拠点を置くための貯蓄期間をつくるための短期的な経済戦略であり、単なる一時的なドーピングによる延命行為とふんでいたのですが、どうやら現実はもっと厳しいものかもしれません。

民主主義な以上国民が現状に不満がなければ何もしようが無いんですがね。個人ができることは海外移住を目指すかメディア媒体を使ってせいぜい警告を発するくらいです。海外いたときはデモなんか起こりやすい環境が整われていましたが、日本は自身の命を脅かすレベルの起爆剤がない限り何も起こらないでしょう。

ということで今回は題材を税金にしたいと思います。

皆さんはトータルでどれくらい税金を払っていますか?僕はトータルで計算をしたら収入の4割近い税金を支払っています。

これは世界からみて高いのでしょうか?僕の経験からすると高品質のインフラを考慮したうえでも非常に高いと感じています。これは前にも書きましたが支払らった税金に対して社会補償などで返ってくる分が物足りなく感じるからです。

前に書きましたのでかなり省略して書きますが、所謂先進国は人権意識が高いため税金は高いもののその分の見返りが大きく最低時給も高めでライフラインには税率をさげるなどの工夫をしています。そのため給与に対する物価は生活の仕方でだいぶ変わる気がします。

逆に途上国は税率はそこまで高くないもののインフラと社会補償が乏しい感じでお金持ち優遇政策かなと思わせる事も多く感じます。また給与に対して物価は高いです。

一方日本はインフラ面などや物価などは途上国と比べれば恵まれている気はしますが社会補償にたいして税率はかなり高めであると感じています。げんに社会補償などのリターン分を差し引いた税率では日本は世界で二番目に高いと言われています。

人口構造を見るとしょうがない部分もありますが、このような状況の日本で富裕層の節税という名の脱税行為を見逃していける余裕はもうないでしょう。政府は財政難として国民に度重なる増税をしていますし、支出の部分でも人権は減らさず増やしたものの国の未来に関する教育、学術、子育てなどの部分をかなり減らしている傾向にあると僕は感じています。

このような状況で日本の未来は明るいと信じている国民はどれくらいいるのでしょうか?

欲望と異端者による改革

5月も中旬にはいり、暖かな天気になってきました。

最近、ダイバージェントという映画を見ましてこれは現代社会に対する面白い皮肉だな、と思いました。映画自体は非常に微妙で退屈なものですけどね。

僕はSF映画が好きで特に現代の捻れを題材としたガタカ未来世紀ブラジルなどの近未来の映画が好みなんですが、このダイバージェントという映画、アメリカ的なお金の匂いのする作品なものの、“人類の過去の失敗から、世界崩壊後に生存者によってシカゴにたてられたとある国家は国民に適性テストをした上でいくつかの派閥によって職などの身分を分けコントロールする事にした”という興味深い話となっています。

このブログはアフィリエイト目的でないためお金の匂いを漂わせるのは嫌なのでリンクなどは貼りませんが、興味あるかたはご自身で調べて頂ければと思うのですが、この派閥の分け方が面白くて無欲を司る「アブネゲーション」、平和を司る「アミティ」、高潔を司る「キャンダー」、博学を司る「エリュアダイト」、勇敢を司る「ドーントレス」と5つに分けられるんですが、平和はまだしも無欲と高潔はいらないんじゃ‥と思ってしまいます。がここがミソなんです。人類の過去の過ちから政治、権力に係わる部分はなんと無欲が担当します。

映画は対して面白くないんですが、現代の日本の某都知事とか、なんとか大臣とか官僚とか国民の血税を何とも思わず自身の権力維持のためなど欲のために使っている政府側の人間が目立ってくると僕を始め多くの国民は怒りを越して大丈夫なの?と不安になりますよね。そういう意味で無欲に政治をやらせるって皮肉ですよね。

今日はそんな人類の欲にまつわる話。

上記の映画ではないですけども、現代の資本主義においては欲って大事ですよね。人類が動物である証拠ですし、欲がなければ経済はまわりませんしね。技術的な進歩のスピードもここまではやくありません。社会的ポジションも結局は欲によって決まる部分が多いと思います。

特権階級にでも生まれない限り自身の地位を高めるには運もありますがズルさを含む多くの努力も必用です。
その努力の原動力はやはり欲なんですが、欲はけっして悪いことではないと思います。欲にも誰かを救いたいとか困っている人を助けたいとかそんな欲望もまた人類が人類たるゆえの欲望なんでは?と考えてしまいます。

しかしながら、そういった良い欲望よりも自身もしくは一族のみが楽になって美味しい蜜がすすれれば、それによって他人が困ろうともどうでも良いという欲望もあり、残念ながら前者の原動力より後者の原動力のが圧倒的に強い気がします。

さてそんな状況のなかで学術的な適性と努力によって厳しい競争を勝ち抜いた所謂エリート層はどちらの欲望の傾向が強い人物となるのでしょうか?答えは現状をみての判断になるでしょうが、日本の場合は多くの国民はどちらを答えるか予想がつきそうです。

現代における過剰なまでのビジネスライクな思想と拝金主義的な流れは起こるべくして起こっており、過去の歴史のようにその弊害は下へ下へと押し出されています。映画のように異端的な思想の持ち主によって改革されていくんでしょうか‥

なんにせよ少しでも理不尽な世の中が改善されればと思います。